「日本の借金は1,000兆円にのぼり、国民一人当たり800万円の借金を負っていることになる」

こんな新聞やテレビ報道を見聞きしたことがあるのではないでしょうか。しかし一方で、一見まったく真逆のニュースが流れることがあります。今朝の産経新聞を一部引用します。

「財務省は25日、日本の政府や企業、個人投資家が海外に持つ資産から負債を差し引いた対外純資産残高が、平成29年末時点で前年末比2・3%減の328兆4470億円になったと発表した。・・・対外資産残高が初めて1千兆円を突破。・・・

麻生太郎財務相が閣議で報告した。対外純資産は過去4番目の大きさで、日本は27年連続で世界最大の債権国になった。日本に次いで純資産額が多かったのはドイツ(261兆1848億円)で、3位は中国(204兆8135億円)だった。

対外資産の残高は2・7%増の1012兆4310億円で9年連続の増加。・・・

一方、海外勢の対日投資額を示す対外負債残高は、5・2%増の683兆9840億円と8年連続で増加。・・・」

いかがでしょうか。日本は「借金大国」どころか世界最大の債権国、つまり「金持ち国家」という内容です。しかも27年連続。確かに、世界で景気が悪くなったりすると世界中から円が買われて円高になったり金利が下がったりしているので、経済危機に陥るギリシャとはまったく逆の動きになっていますよね。本当に借金大国なのか疑問に思うこともあると思います。

実は、「日本の借金1,000兆円説」は以下の2つの点で大きな誤解を生んでしまっています。

①日本国ではなく日本政府

「日本」という場合、「国」なのか「政府」なのかハッキリしないと混乱してしまいます。「日本の借金1,000兆円説」は、正確には「日本政府の借金は1,000兆円」です。どういうことかというと、日本政府は国債を発行して現預金を得ています。これが主な日本政府の借金です。では、貸しているのは誰か?日本国民です。いや、オレ国債なんて持ってないよ、という方も多いと思いますが、皆さんが銀行や保険会社に積み立てているお金は多くが国債で運用されるので、結果的に日本国民が貸し手になるのです。「国民一人当たり800万円の借金」は、実はこう言いかえることも出来ます。

「国民一人あたり、800万円の貸付金(貯金)がある」

ギリシャは国債のほとんどを外国に買われてしまっているので、日本とはまったく状況が異なります。日本はいわば家庭内でお金の貸し借りをしているだけなので、財政破綻する可能性は非常に低いです。実際、景気が怪しくなると世界中のマネーが円に逃げ込んできます。「国」単位での借金(負債)は、上の記事にあるように683兆円です。

②借金だけでなく貯金もある

いや、それでも683兆円も借金があるのか・・・借金大国には変わりないじゃないかと感じるかもしれません。しかし、これは簿記をやっている人なら分かると思うのですが、「日本の借金1,000兆円説」はBS(貸借対照表)の貸方しか考慮していません。つまり借金もあるけど、いくら貯めてるかも考慮しないと、その国の実力はわかりません。そして日本がいくら海外に「貸し」、つまり資産があるかといえば、上の記事の通り1,012兆円です。

確かに借金は多いけど(683兆円)、貯金はそれ以上に巨額(1,012兆円)なのです。貯金から借金を引いた正味の貯金(純資産)残高は328兆円で、実に27年連続で世界一の座に君臨しています。「日本政府の借金1,000兆円」がひとり歩きしてクローズアップされていますが、「国」単位で考えないと実態が見えてこないこと、いくら貸しがあるのかも考慮する必要があることがわかります。

消費税の増税を実現したい財務省が都合のいいような情報開示をしているとかささやかれているようですが、よく分かりません。少なくとも、情報は様々な角度から検証する必要があるでしょう。


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